オンデック(7360)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
オンデック(7360)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はマザーズで主幹事は野村證券が引受けます。
上場規模は約8.0億円で公開株数550,000株、オーバーアロットメント82,500株です。想定発行価格は1,270円になっています。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | マザーズ |
上場予定 | 12月29日 |
BB期間 | 12月11日~12月17日 |
企業ホームページ | https://www.ondeck.jp/ |
事業の内容 | M&Aに関する仲介、アドバイザリー業務 |
【手取金の使途】
手取概算額343,520千円については、「1 新規発行株式」の(注)5.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限96,393千円と合わせて、設備投資資金として①M&Aプラットフォームの構築及び ②業容拡大に対応するための本社移転に、運転資金として ③M&Aプラットフォームの企画・設計に係る費用、④本社移転費用にそれぞれ充当する予定であります。
※有価証券届出書(EDINET)抜粋
目次まとめ
オンデック(7360)IPOの業績と事業内容
業績を心配していましたが下期に収益機会があるのかもしれません。第3四半期まで赤字でしたが結局は前年度超えの利益を計上します。決算期は11月になっています。
同社の考えとしてM&Aは単なるマッチングではなく、その本質的な意義は2社以上の会社が1つのグループを形成し、企業の成長を実現させていくための手段だそうです。
これを実現させるために同社が提供するアドバイザリー業務はM&Aというプロジェクトの最適な推進を実現する「プロジェクト・マネジメント業務」と認識しているそうです。
M&Aの対象となる事業をそのビジネスモデルから深く理解し、自らが当事者の視点をもって業務にあたることで、成約そのものは当然のこと、M&A後の事業の成功を見据えた利害関係者の調整や、各種論点の整理、課題への対応案の検討等を適切に行います。
また、M&Aのプロフェッショナルとして、提供するサポート品質を高く維持・向上させること、即ち高品質なアドバイザリーサービスの提供を徹底しているそうです。
同社のM&Aアドバイザリー事業は仲介形式とFA形式のいずれかで行われます。FA形式の場合は譲渡企業または買収企業の一方に対して、その検討サイドに該当する工程を中心としたサービスの提供が行われるそうです。
譲渡希望者と秘密保持契約を締結し、入手した譲渡対象企業の情報からビジネスモデルの分析及び譲渡希望者のニーズを把握します。
希望条件による譲渡を合理的に実現するための課題や論点を整理し、企業価値評価や最適ストラクチャ・譲渡スキームの検討を通して、M&Aの実現可能性を検討します。
実現可能性があると当社が判断した場合には、受託承認プロセスを経て譲渡希望者と提携仲介契約を締結します。
譲渡希望者の希望条件、譲渡対象企業の事業内容をもとに、社内データベースに蓄積された数十万の企業情報データや買収希望ニーズデータの検索、あるいは同社の業務提携先企業への匿名情報の共有等を通じて買収候補者を探索します。
その後、譲渡希望者の希望に沿い、かつ対象企業の企業価値を最大化しうると思われる買収候補者を選定し、匿名情報の範囲で関心の有無を打診します。
買収候補者が詳細情報の開示を希望する場合、買収候補者と秘密保持契約を締結し、M&A検討用資料を提出します。
買収候補者はM&A検討用資料を精査したうえで、本格的な買収検討に進む場合には、同社の承認プロセスを経て、譲渡対象企業の詳細に亘る情報資料集を提供し、同社支援・調整のもと、譲渡対象企業の買収を検討するうえで必要なQ&Aを実施する流れだそうです。
オンデック(7360)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,270円 |
仮条件 | 1,400円~1,550円 |
公開価格 | 12月18日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約7.0億円です。オーバーアロットメントを含めると約8.0億円になります。この規模であれば買い上がるのでは?と考えています。
受渡日を考えると新年度入りするためこれまで経験したことがないIPOになります。何でも初物は買われるため期待できそうです。
しかもM&Aを行う企業なので最近は人気があります!
オンデック(7360)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 300,000株 |
売出株数 | 250,000株 |
公開株式数 | 550,000株 |
OA売出 | 82,500株 |
引受幹事 | 野村證券(主幹事) 大和証券 みずほ証券 SBI証券 岡三証券 東洋証券 藍澤證券 エース証券 楽天証券 マネックス証券 |
委託見込 | 岡三オンライン DMM.com証券(PR) SBIネオトレード証券 |
2020年最後のIPOになるため需給ひっ迫になると考えているようです。毎年のことながら最後に上場するIPOは異常なほど盛り上がるため買われる傾向にあります。
2020年は新型コロナウイルス感染症で世界中が大変なことになったている状況下でもIPOは人気化しました。どうなるのかわかりませんが初値数倍になる可能性は大いにあると思います。
ワクワクしながら最後まで楽しめそうですね!
完全抽選を行うマネックス証券が幹事入りしているため資金がある方は申込んでおきましょう。当選確率は低くても可能性はありますからね。
また、最近はSBIネオモバイル証券での投資が面白いと思います。小額で投資ができるのは当たり前ですけどIPOも取扱います。貯まっているTポイントで投資ができたりしますからね。
Tポイントで投資ができるのはSBIネオモバイル証券だけですからね。
オンデックの会社設立は2007年12月28日、本社住所は大阪市中央区久太郎町一丁目9番28号松浦堺筋本町ビル2階、社長は久保良介氏(44歳)です。※2020年12月05日時点
従業員数は37人(臨時雇用者0人)、平均年齢35.84歳、平均勤続年数2.34年、平均年間給与約762万円です。
オンデック(7360)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
久保 良介 | 903,900株 | 35.03% |
舩戸 雅夫 | 903,900株 | 35.03% |
Angel Bridge Deal-by-Deal Fund 9号株式会社 | 366,000株 | 14.19% |
株式会社ペイフォワード | 150,000株 | 5.81% |
株式会社タケオホールディングス | 81,000株 | 3.14% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である久保良介、売出人である舩戸雅夫、当社株主かつ当社役員である大西宏樹及び村田健一郎並びに当社株主である株式会社ペイフォワードは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年3月28日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等を行わない旨合意しております。
また、当社株主である、Angel Bridge Deal-by-Deal Fund 9号株式会社及び株式会社タケオホールディングスは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年3月28日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、その売却価格が「第1募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う売却等は除く)を行わない旨合意しております。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
野村證券(主幹事) | 467,500株 | 85.00% |
大和証券 | 22,000株 | 4.00% |
みずほ証券 | 22,000株 | 4.00-% |
SBI証券 | 5,500株 | 1.00% |
岡三証券 | 5,500株 | 1.00% |
東洋証券 | 5,500株 | 1.00% |
藍澤證券 | 5,500株 | 1.00% |
エース証券 | 5,500株 | 1.00% |
楽天証券 | 5,500株 | 1.00% |
マネックス証券 | 5,500株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 3,000円~4,000円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 3,500円~4,200円
※仮条件発表後
オンデック初値予想と市場コンセサンス
初値予想3,000円~5,000円
修正値4,000円~5,000円
想定発行価格1,270円で仮条件範囲が1,400円~1,550円に決定したため吸収額が7.7億円~9.8億円になりました。事前評価も高く2020円最後のIPOになるため初値期待が持てるそうです。
初値4,000円~5,000円辺りは確実視されているため魅力的なIPOだと思います。時価総額は38.9億円~43.1億円です。M&A仲介の中堅に位置し機関投資家に好まれる事業です。このため予想以上の初値になる可能性もあるそうです!
あとは受渡日ベースで考えると翌年度になる可能性があるそうなので、初物イベントとなるそうです。今後このような事があるのかわからないため面白いイベントだそうです。なんでも良いから公募組は初値で大きな利益を得たいですよね。
業績予想は今期2020年11月予想が出ていました。売上は7.94億円で経常利益が1.25億円を見込んでいます。売上は前期比で22.7%増、経常利益2.5%増になります。四半期利益は8,000万円を予想し前期比だと2.6%増になります。
人員を増やしてこれから売上を伸ばしていきたい企業のようです。大阪の企業になり大阪では競合が少ないそうです。東京にもオフィスを持っていることから人員を増やせば収益が期待できるみたいです。金融機関や株主からの紹介があるようです!
EPS32.51なのでPERは47.68倍になり、BPS218.60なのでPBRは7.09倍になります。配当金は出ません。是非当選を狙って申し込みを行っておきたいと考えています。
オンデック(7360)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2022年6月01日~2030年5月28日 | 99,180株 発行価格1,613円 |
ロックアップは90日間(2021年3月28日)、ロックアップ解除倍率は一部の株主に対して発行価格1.5倍となっています。オンデック従業員持株会に対しては180日間(2021年6月26日)のロックアップ付与となります。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。99,180株ありますが行使期限に入っていません!
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の2,781,000株から算出すると想定価格ベースで約35.3億円になります。
2020年最後のIPOになるため初値期待は高いと思います。しかし主幹事が野村證券なので運に任せるしかありません。頑張って最後まで申込みを徹底しておきたいと思います。
マジ当選したいですね!
主幹事や幹事を多数引受ける企業でIPO口座はまだ少ない穴場企業!
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