シキノハイテック(6614)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
シキノハイテック(6614)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はジャスダックで主幹事はみずほ証券が引受けます。
上場規模は約5.5億円で公開株数1,230,000株、オーバーアロットメント177,000株です。想定発行価格は390円になっています。
この規模なら事業よりも上場規模が小さいことが材料になり買われそうですね!
業 種 | 電気機器 |
上場市場 | JASDAQスタンダード |
上場予定 | 3月24日 |
BB期間 | 3月08日~3月12日 |
企業ホームページ | https://www.shikino.co.jp/ |
事業の内容 | 半導体検査装置の開発・製造、LSIの設計及びIPコアの開発、カメラモジュール及び画像処理システムの開発・製造 |
【手取金の使途】
手取概算額406,458千円については、「1新規発行株式」の(注)5.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限63,507千円と合わせた手取概算額合計上限469,965千円について、①設備資金に200,000千円、②新製品に関する研究開発に200,000千円、③人材採用費及び人件費に69,965千円として、①、②、③の優先順位をつけて充当する予定です。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針です。
※有価証券届出書(EDINET)抜粋
目次まとめ
シキノハイテック(6614)IPOの業績と事業内容
業績を確認すると売上が落ちているようです。利益も1億円超えがやっとみたいですね。第45期には約5.3億円の赤字計上なので上場を意識した改革なのかもしれません。
シキノハイテックは半導体に関連する事業分野について設計・生産・販売・サービス活動を展開し、自社にて製造及び販売の一貫体制を整えています。
魚津工場では電子機器製品や半導体検査装置、画像処理システム、カメラモジュール製品などを生産し、魚津工場と大阪デザインセンター、東京デザインセンター、九州事業所及び福岡デザインセンターの各拠点では設計業務を行っているそうです。
電子システム事業では、半導体製造工場で使用される検査関連機器及び装置を扱っています。半導体検査業務は顧客企業の製品に必要な工程であり、特に車載向けの顧客製品で同工程は重要な検査工程です。
同社は半導体検査工程のうち、主に車載用半導体部品に検査実施が要求されるバーンイン装置とバーンインボード及び周辺機器や治具の開発・製造を行っています。
また、半導体周辺機器開発により培われた技術で、産業顧客の製品生産工程における検査ボードや専用計測器、更には各種電子機器の開発・設計・製造を行っています。
マイクロエレクトロニクス事業では、半導体のLSI設計及びIPコアの開発などを行っています。LSI設計アナログ系では、回路設計やレイアウト設計、特性評価から、テスト部門との連携によるLSIテストプログラム作成までの一貫設計体制を構築しています。
製品開発事業では、画像技術を活用した産業用組込カメラ、画像処理カメラの開発・製造及びシステムの開発を行っています。
複雑な画像処理をカメラ単体で実現可能としており、画像検査や計測、各種認識処理等、様々な用途に幅広く活用できるそうです。
シキノハイテック(6614)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 390円 |
仮条件 | 360円~390円 |
公開価格 | 3月15日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約4.8億円です。オーバーアロットメントを含めると約5.5億円になります。上場規模が小さく初値2倍以上は期待ができそうです!
マネーゲーム化の期待もあるかもしれません。低位株は吹くことがあるため面白みがあります。直近だとQDレーザーが意識されそうです。
シキノハイテック(6614)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 1,150,000株 |
売出株数 | 80,000株 |
公開株式数 | 1,230,000株 |
OA売出 | 177,000株 |
引受幹事 | みずほ証(主幹事) 野村證券 大和証券 SMBC日興証券 SBI証券 マネックス証券 |
委託見込 | DMM.com証券(PR) SBIネオトレード証券 |
オーバーアロットメントを含めて14万株以上の公開株なので当選が狙えそうです。申込みやすい幹事構成なので期待しています。
マネックス証券からの申込みも今回は期待ができそうです。当選者を最近見かけることが多いためそろそろ私にも当選してほしいです!資金拘束されるためIPOが続いている時は当選しやすいと思います。
IPOも地合いが良いため高い初値が付いています。しかしロボアドバイザーとして最高峰のウェルスナビの運用利益が凄いことになっています。投資額の25%程度の利益がでているため継続する投資も凄いと実感しています。
ただいつ決済すれば良いのか決めかねています。長期投資目的だけどこれだけ運用がうまくいくと悩みますよね。また、タイアップが期間限定で付いているため1,000円貰えることになりました!
シキノハイテックの会社設立は1975年1月29日、本社住所は富山県魚津市吉島829番地、社長は浜田満広氏(61歳)です。※2021年2月19日時点
従業員数は340人(臨時雇用者0人)、平均年齢43.1歳、平均勤続年数13.5年、平均年間給与約492万円です。
シキノハイテック(6614)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
塚田 隆 | 398,000株 | 12.76% |
シキノハイテック従業員持株会 | 337,000株 | 10.80% |
浜田 満広 | 213,000株 | 6.83% |
名古屋中小企業投資育成株式会社 | 205,000株 | 6.57% |
ほくほくキャピタル株式会社 | 143,000株 | 4.58% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人である志貴野メッキ株式会社及び種谷幹郎、貸株人である塚田隆並びに当社株主であるシキノハイテック従業員持株会、浜田満広、宮本昭仁、広田文男、岸和彦、寺本正夫、古川卓哉、宮本幸男、~中略~ 並びに当社新株予約権者である村岡信義、岩崎一生、浦﨑徹、大門直樹、上田治、中坪克幸、鶴田敦則、田中康寛、亀田登は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2021年9月19日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等は行わない旨合意しております。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
みずほ証(主幹事) | 1,107,200株 | 90.02% |
野村證券 | 55,300株 | 4.50% |
大和証券 | 30,800株 | 2.50% |
SMBC日興証券 | 18,400株 | 1.50% |
SBI証券 | 14,700株 | 1.20% |
マネックス証券 | 3,600株 | 0.29% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 700円~1,200円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 890円~1,200円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
シキノハイテックの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想800円~2,000円
修正値1,100円~1,300円
仮条件が想定発行価格から下限方向に引き下げられています。人気ないのかな?と思ってしまいますがJASDAQ上場で業種が電気機器のため成長性に疑問があります。
個人的には無難なところで仮条件が決定したと思います。吸収額は上限で5.5億円になり時価総額は16.2億円と極小規模のIPOです。
業績は2021年3月単独予想が出ており売上げ46億円で経常利益2.1億円です。普通にITベンチャーよりも稼いでいる印象を受けます。セクター的に人気がないだけでしょう。前期比だと売上1.52%増、経常利益10.64%減になります。
四半期利益は1.34億円で前期比18.58%増になります。配当は出ないようです。株価390円で計算した場合のPERは8.81倍なので、類似企業比較だとかなりディスカウントされていると言えます。初値3倍も許容範囲だと思います。PBRは1.31倍になります。
とりあえず当選を狙って初値売却で良さそうな銘柄だと思います!
シキノハイテック(6614)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2021年2月19日~2024年2月18日 | 120,000株 発行価格270円 |
ロックアップは180日間(2021年9月19日)でロックアップ解除倍率設定はありません。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。120,000株の全株が行使期限に入るようですが、新株予約権者の一部がロックアップ対象になっています。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の4,150,000株から算出すると想定価格ベースで約16.2億円になります。
業種は人気とは言えなさそうですけど、上場規模が小さいため祭り化する可能性が高い気がします。みずほ証券主幹事なので期待できそうです。
ここ最近はみずほ証券主幹事で上質なIPOが多い気がします。店頭組も配分に苦戦しているみたいですね。
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