坪田ラボ(4890)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価】
坪田ラボ(4890)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事はSMBC日興証券が引受けます。
上場規模は約19.9億円で公開株数3,840,000株、オーバーアロットメント576,000株です。想定発行価格は450円になっています。
業 種 | 医薬品 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 6月23日 |
BB期間 | 6月08日~6月14日 |
企業ホームページ | https://tsubota-lab.com/ |
事業の内容 | 近視、ドライアイ、老眼等の治療に係る医薬品、医療機器等の研究開発 |
目次まとめ
坪田ラボ(4890)IPOの業績と事業内容
坪田ラボのビジネスモデルは、パートナー企業との共同研究開発契約及び実施許諾契約による契約一時金、マイルストーン・ペイメントならびに事業化後のロイヤリティ契約によるロイヤリティで収益化を行います。
その収益を新しい研究に投資することで、新たな価値創造につなげています。
大学は研究のレベルが高く、特許を取得し、研究内容に関する論文の執筆までは行いますが、それを商業化できないために、社会までその研究開発成果を届けることが困難だそうです。
大学単独ではイノベーションが起きないことを踏まえ慶應義塾大学発ベンチャーとして、大学の研究成果・知的財産サイエンスを商業化「コマーシャリゼーション」してイノベーションを巻き起こすべく、日々研究開発・事業展開に取り組んでいます。
坪田ラボ(4890)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 450円 |
仮条件 | 450円~470円 |
公開価格 | 6月15日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約17.3億円です。オーバーアロットメントを含めると約19.9億円になります。
黒字バイオベンチャー企業なので人気が見込めそうです。上場規模が少し大きめなのは残念ですが公開価格割れはないと考えています。どうなるでしょうね。
坪田ラボ(4890)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 2,500,000株 |
売出株数 | 1,340,000株 |
公開株式数 | 3,840,000株 |
OA売出 | 576,000株 |
引受幹事 | SMBC日興証券(主幹事) SBI証券 みずほ証券 三田証券 極東証券 楽天証券 マネックス証券 岡三証券 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 SBIネオトレード証券 |
SMBC日興証券から当選を狙う方法でいいと思います。他の証券会社からも参加予定です。
坪田ラボの会社設立は2012年5月28日、本社住所は東京都新宿区信濃町34番地トーシン信濃町駅前ビル304、社長は坪田一男氏(67歳)です。※2022年5月24日時点
従業員数は10人(臨時雇用者0人)、平均年齢41.6歳、平均勤続年数1.2年、平均年間給与約789万円です。
坪田ラボ(4890)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
坪田 一男 | 14,820,000株 | 61.72% |
㈱坪田 | 3,200,000株 | 13.33% |
大高 功 | 1,840,000-株 | 7.66% |
山田 進太郎 | 450,000株 | 1.87% |
近藤 眞一郎 | 270,000株 | 1.12% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップ180日間(2022年12月19日)までと90日間(2022年9月20日)までがあり、90日間分は発行価格1.5倍でロックアップが外れます。対象はVC1社で166,700株です。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 3,340,800株 | 87.00% |
SBI証券 | 115,200株 | 3.00% |
みずほ証券 | 115,200株 | 3.00% |
三田証券 | 76,800株 | 2.00% |
極東証券 | 76,800株 | 2.00% |
楽天証券 | 38,400株 | 1.00% |
マネックス証券 | 38,400株 | 1.00% |
岡三証券 | 38,400株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 500円~850円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 600円~700円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
坪田ラボの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想450円~500円
初値予想550円~650円
エニーカラーの影響で他の株にも刺激になることが予想されます。
同社はパイプラインが複数あり黒字化していることで今後も安泰のイメージがあります。業績は黒字を意識して運営していくようです。
眼科領域の医療ベンチャーとしての知名度も高く代表の坪田一男氏が有名なので需要見込みは強いようです。とりあえず参加しておきたいと思います。
坪田ラボ(4890)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2022年10月22日~2029年10月21日 | 280,000株 発行価格180円 |
2022年10月22日~2029年10月21日 | 110,000株 発行価格180円 |
2022年12月18日~2030年12月17日 | 730,000株 発行価格250円 |
2022年12月18日~2030年12月17日 | 240,000株 発行価格250円 |
2022年12月18日~2030年12月17日 | 20,000株 発行価格250円 |
ロックアップは180日間と90日間でロックアップ解除は90日間分に対してのみ設定されています。売り圧力が気になります。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。1,380,000株全てが行使期限に入っています。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の25,132,700株から算出すると想定価格ベースで約113.1億円になります。
場合によっては盛り上がると思いますが初値が低くセカンダリーで伸びるタイプのIPOかもしれません。同日上場のIPOが多くて資金分散になると思います。
坪田ラボ(4890)主幹事引受け企業⇒ SMBC日興証券
タグ:IPO初値予想