ユミルリンク(4372)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
ユミルリンク(4372)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はマザーズで主幹事は野村證券が引受けます。
上場規模は約13.9億円で公開株数1,276,000株、オーバーアロットメント191,400株です。想定発行価格は950円になっています。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | マザーズ |
上場日 | 9月22日 |
BB期間 | 9月03日~9月09日 |
企業ホームページ | https://www.ymir.co.jp/ |
事業の内容 | メッセージングプラットホーム事業 |
【手取金の使途】
手取概算額288,586千円については、設備資金に229,500千円、運転資金に59,086千円を充当する予定。
※有価証券届出書(EDINET)抜粋
目次まとめ
ユミルリンク(4372)IPOの業績と事業内容
業績不安はなくここ数年は売上と利益が右肩上がりとなっています。
同社は「価値の高い情報サービスの創造と提供を通して社会に貢献し、常に期待される企業を目指す。」という企業理念を掲げています。
消費者や社員等とのエンゲージメント向上を目的とした法人のマーケティング、コミュニケーション活動を支援するメッセージングプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」を開発し提供しています。
自社で開発したソフトウエアをデータセンターに設置したサービス基盤上で稼働させ、クラウドサービスとして提供するSaaS形式と、顧客が指定するサーバ機材にソフトウエアを設置し、利用環境を提供するソフトウエア形式の2形式で主に企業や自治体にサービスを提供しています。
SaaSとは「Software as a Service」の略でソフトウエアをインターネット経由でサービスとして提供するビジネスモデルになります。
利用者はインターネットに接続可能な端末とブラウザがあれば目的とするサービスや機能を短期間で利用開始でき、利用期間中においては提供者からシステム保守やソフトウエア更新など専門性の高いサービスが提供されます。
近年は、企業のICT投資がハードウエアからソフトウエアに移行し、SaaSをはじめとしたクラウドサービスを利用する企業が増加しており、同社においても2021年6月度の全取引に占めるSaaS利用顧客は96.7%を占めているそううです。
SaaSの収益は、利用開始時の初期設定売上と毎月のサービス利用売上により構成され、顧客がサービスを利用し続ける限りサービス利用売上が計上されるサブスクリプション型収益です。
新規顧客獲得や既存顧客のプラン追加等によるサービス利用売上の増加額が解約やプラン変更による減少額を下回らない限り、毎月の収益が増加し安定的な収益基盤となります。
ユミルリンク(4372)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 950円 |
仮条件 | 950円~1,000円 |
公開価格 | 9月10日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約12.1億円です。オーバーアロットメントを含めると約13.9億円になります。
業績が好調のため上場規模に問題はなさそうです。利益もしっかり出ている企業です。
ユミルリンク(4372)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 338,200株 |
売出株数 | 937,800株 |
公開株式数 | 1,276,000株 |
OA売出 | 191,400株 |
引受幹事 | 野村證券(主幹事) SBI証券 SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 |
株数が多いため口座開設している証券会社から全て申込んでおいたほうがよさそうです。
中途半端にSBI証券のIPOチャレンジポイントが残っていたりすると使ってみる方法も良さそうです。
低単価の株なので利益は大きく出ないかもしれませんが当選したいIPOなんですよね。少し考えてみたいと思います。
野村證券主幹事なのでLINE証券からもIPO抽選に参加できると思います。積極的に狙ってみたいと思います!
ユミルリンクの会社設立は1999年7月01日、本社住所は東京都渋谷区代々木二丁目2番1号、社長は清水亘氏(49歳)です。※2021年8月18日時点
従業員数は111人(臨時雇用者0人)、平均年齢39.4歳、平均勤続年数6.9年、平均年間給与約573万円です。
ユミルリンク(4372)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
アイテック阪急阪神株式会社 | 3,108,500株 | 87.45% |
清水 亘 | 260,700株 | 7.33% |
及川 英夫 | 169,200株 | 4.76% |
佐野 拓 | 10,000株 | 0.28% |
市川 卓也 | 6,000株 | 0.17% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人であるアイテック阪急阪神株式会社並びに当社株主である清水亘、及川英夫及び佐野拓は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年12月20日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨合意しております。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
野村證券(主幹事) | 1,174,000株 | 92.01% |
SBI証券 | 51,000株 | 4.00% |
SMBC日興証券 | 25,500株 | 2.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 25,500株 | 2.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,500円~2,200円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,900円~2,300円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
ユミルリンクの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想2,000円~2,500円
修正値1,500円~1,700円
VC出資なしでロックアップ180日間になります。成長軌道にあり独自性もあるため買われるようです。売上は低いようですが収益率は高いようです。
2021年12月期の業績は売上17.50億円で経常利益3.24億円になります。前期比較だと売上7.43%増で経常利益0.6%減になります。
四半期利益は2.22億円になり前期比較だと0.9%減になります。利益面は上場費用などがかさむため横ばいになっていると考えています。PERは16.41倍でPBRは2.42倍です。
ユミルリンク(4372)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
ストックオプションなし | -株 発行価格-円 |
ロックアップは90日間(2021年12月20日)、ロックアップ解除倍率は設定されていません。ストックオプションもありません。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の3,892,600株から算出すると想定価格ベースで約37.0億円になります。
親会社がサイバーエージェントからサイボウズになり、その後、現在のアイテック阪急阪神になっています。
現代表の清水亘氏の略歴には2002年7月に同社に入社とあります。でも株式を7.33%保有しています。大人の事情でしょうか。
上場後90日間はアイテック阪急阪神も株式を売れないため、無難な初値であればセカンダリーも期待ができそうです。
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