ヌーラボ上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価】
ヌーラボ(5033)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事はSMBC日興証券が引受けます。
上場規模は約47.5億円で公開株数1,939,300株、オーバーアロットメント290,800株です。想定発行価格は2,130円になっています。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 6月28日 |
BB期間 | 6月13日~6月17日 |
企業ホームページ | https://nulab.com/ja/ |
事業の内容 | Backlog等のクラウドサービスの開発・提供 |
目次まとめ
ヌーラボ(5033)IPOの業績と事業内容
同社グループは「チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくする」というミッションを掲げ、企業や個人の生産性を向上させるべくクラウドサービス事業を営んでいます。
同社グループが掲げるミッションを達成するために、自身や所属するグループの課題をプロジェクトとして管理するツール「Backlog」、様々なアイデアを図で描くことにより言葉を超えて共有することができるビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」
多くの人と同時に円滑なコミュニケーションを行うことができるビジネスチャットツール「Typetalk」、IDの管理を容易にし、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツール「Nulab Pass」といった4つのサービスを展開しています。
ヌーラボ(5033)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 2,130円 |
仮条件 | 960円~1,000円 |
公開価格 | 6月20日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約41.3億円です。オーバーアロットメントを含めると約47.5億円になります。
この規模が上場するのはまだ早い気がします。黒字化していますけど今期は増収減益予想が出てますからね。公開株数も多めで需給に不安があります。
ヌーラボ(5033)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 510,300株 |
売出株数 | 1,429,000株 |
公開株式数 | 1,939,300株 |
OA売出 | 290,800株 |
引受幹事 | SMBC日興証券(主幹事) マネックス証券 西日本シティTT証券 SBI証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 |
PayPay(ペイペイ)証券は米国株式が即約定するため短期的な利益を得るにはよさそうです。
NY市場が開く前に約定するから凄いんですよね。たまに取引で使っています。日本株も取引きすることもあります。意外に使えるのでIPO目的ではなくても良さそうです。
ヌーラボの会社設立は2004年3月29日、本社住所は福岡県福岡市中央区大名一丁目8番6号、社長は橋本正徳氏(46歳)です。※2022年6月08日時点
従業員数は127人(臨時雇用者0人)、平均年齢36.1歳、平均勤続年数3.3年、平均年間給与約690万円です。
ヌーラボ(5033)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
橋本 正徳 | 1,658,742株 | 25.42% |
田端 辰輔 | 1,653,397株 | 25.34% |
株式会社アリオト | 1,566,655株 | 24.01% |
Founder Foundry1号投資事業有限責任組合 | 321,428株 | 4.93% |
ヌーラボ従業員持株会 | 292,349株 | 4.48% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは360日間(2023年6月22日)までと180日間(2022年12月24日)までになっています。ベンチャーキャピタルは360日間と発行価格1.5倍以上でロックアップ解除になります。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 1,842,500株 | 95.01% |
マネックス証券 | 48,500株 | 2.50% |
西日本シティTT証券 | 29,000株 | 1.50% |
SBI証券 | 19,300株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,950円~2,300円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,100円~1,250円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
ヌーラボの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想2,000円~2,500円
修正値1,200円~1,400円
仮条件範囲が960円~1,000円に半減しました。吸収金額ももちろん半減され22.3億円になります。
期待して良いのか微妙だけど公開価格割れはなさそうな雰囲気です。利益を得るには難しいかもしれませんがSMBC日興証券は頑張ると思うので割れないでしょう。社員不祥事で期待できるはずです。
利益期待は低いけど1単元1万円くらいは期待できそうです。大手情報では荷もたれ感がないとの観測です!
ヌーラボ(5033)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2022年2月20日~2030年2月12日 | 163,953株 発行価格840円 |
2023年4月01日~2031年3月26日 | 413,140株 発行価格840円 |
2024年1月07日~2032年1月06日 | 7,380株 発行価格890円 |
ロックアップは180日間と360日間にわかれています。VCVCに対しては1.5倍でロックアップ解除になります。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。163,953株が行使期限いりしていました。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の6,450,397株から算出すると想定価格ベースで約137.4億円になります。
このIPOは厳しそうなので無理して参加する必要はなさそうです。事業はIPO向きですけど収益性が悪いようです!
坪田ラボ(4890)主幹事引受け企業⇒ SMBC日興証券
タグ:IPO初値予想