【評価】ポパー(POPER)IPOの上場と初値予想
ポパー(POPER)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事は大和証券が引受けます。
上場規模は約3.8億円で公開株数526,400株、オーバーアロットメント78,900株です。想定発行価格は630円の低単価になっています。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 11月15日 |
BB期間 | 10月28日~11月04日 |
企業ホームページ | https://poper.co/ |
事業の内容 | 教育事業者等のバックオフィス業務の効率化及び保護者とのコミュニケーションを強化するSaaS型業務管理プラットフォーム「Comiru」の開発・提供 |
目次まとめ
ポパー(POPER)IPOの業績と事業内容
同社は学習塾を中心とする教育事業者等のバックオフィスのアナログ的な業務をデジタル化(DX)することで効率化を図り、講師等がより多くの生徒と向き合える「教える時間」を捻出できるよう、教育事業者等向けSaaS型業務管理プラットフォーム「Comiru」の開発・運用に注力しています。
教育事業者等向けSaaS型業務管理プラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略をしているそうです。
教育業界に特化したサービスを行い、取り分け教育業界の中でもバックオフィス等の業務が煩雑である学習塾業界にフォーカスして、サービスのUI/UXを進化し続けてきたそうです。
ポパー(POPER)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 630円 |
仮条件 | 630円~700円 |
公開価格 | 11月07日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約3.3億円です。オーバーアロットメントを含めると約3.8億円になります。
超小粒上場なので利益見込みがあります。ただVC出資が多く懸念材料もあるため公開価格1.5倍が焦点となりそうです!
ポパー(POPER)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 200,000株 |
売出株数 | 326,400株 |
公開株式数 | 526,400株 |
OA売出 | 78,900株 |
引受幹事 | 大和証券(主幹事) みずほ証券 SBI証券 岩井コスモ証券 松井証券 東洋証券 |
委託見込 | DMM.com証券(PR) コネクト |
公開株数はそれなりにあるので当選確率は1%以上あるのでは?と考えています。店頭で申し込む人は少ないと思うので担当者に頼めば配分確率は高いでしょう。
大和証券の裁量を貰える方は少ないでしょうけどね。預け入れ資金は数千万でしょう。
大和証券と言えば同社グループが関わっているスマートプラスで5,000円分の株式をプレゼントしています。新規口座開設なのでハードルがかなり低いです!
ポパーの会社設立は2015年1月15日、本社住所は東京都中央区日本橋茅場町一丁目13番21号、社長は栗原慎吾氏(38歳)です。※2022年10月15日時点
従業員数は53人(臨時雇用者3人)、平均年齢33.0歳、平均勤続年数2.3年、平均年間給与約518万円です。
ポパー(POPER)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
栗原 慎吾 | 1,176,000株 | 30.38% |
学校法人駿河台学園 | 464,490株 | 12.00% |
大和ベンチャー1号投資事業有限責任組合 | 450,000株 | 11.63% |
KVPシード・イノベーション1号投資事業有限責任組合 | 231,000株 | 5.97% |
繆 仁軍 | 177,900株 | 4.60% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間(2023年5月13日)と90日間(2023年2月12日)があり、90日間分にはロックアップ解除1.5倍が適用されます。主にベンチャーキャピタル出資に対して制限があります。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
大和証券(主幹事) | 474,000株 | 90.05% |
みずほ証券 | 21,000株 | 3.99% |
SBI証券 | 10,500株 | 1.99% |
岩井コスモ証券 | 10,500株 | 1.99% |
松井証券 | 5,200株 | 0.99% |
東洋証券 | 5,200株 | 0.99% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 945円~1,100円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,000円~1,150円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
ポパーの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想900円~1,100円
修正値1,050円~1,200円
仮条件上限が700円まで引き上がられ吸収金額が約4.2億円まで上昇します。バックオフィス業務は収益が見込めそうですけど結局はVCの売り場としてIPOが利用されそうです。
ストック型収益で利益を狙うも今期は無理でした。そして来期業績予想もかなりショボイですね。
このまま利益が高まる可能性は高いと思いますがストック型収益と言いつつ利益が出ていないのは残念です。公募組は利益が狙えそうなので参加しておきましょう!
ポパー(POPER)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2019年3月28日~2028年12月31日 | 140,301株 発行価格284.10円 |
2023年1月01日~2029年12月31日 | 98,400株 発行価格461.33円 |
2023年1月01日~2029年12月31日 | 51,900株 発行価格509.66円 |
ロックアップは180日間と90日間があり、90日間分にはロックアップ1.5倍の解除倍率設定があります。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。140,301株が行使期限入りします!
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の3,780,053株から算出すると想定価格ベースで約23.8億円になります。
VC出資はありますが着実に利益が出る方向に業績が向かっているようです。2023年10月期は5,600万円の黒字化予想が出ています。業績規模は低いけど数年後に期待できそうです。
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