【評価】トランザクション・メディア・ネットワークスIPOの上場と初値予想
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事は野村證券が引受けます。
上場規模は約114.9億円で公開株数11,351,200株、オーバーアロットメント1,702,600株です。想定発行価格は880円になっています。
当選しやすいとIPOが登場しました。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 4月04日 |
BB期間 | 3月16日~3月23日 |
企業ホームページ | https://www.tm-nets.com/ |
事業の内容 | 電子マネーを中心としたキャッシュレス決済サービスやそれに伴う決済端末の販売、関連する開発等 |
目次まとめ
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)IPOの業績と事業内容
主に流通業の事業者を顧客とし、複数のキャッシュレス決済事業者と加盟店をつなぎ、あらゆるキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供するゲートウェイサービスを行います。
また、それに伴う決済端末の販売や関連する開発等を提供します。
同社は「クラウド(シンクライアント)型電子決済」を国内で初めて商用化した企業です。
決済サービスをクラウド化したことで、それまで店舗に複数台設置されていた決済ブランド毎の決済端末を1台に集約することが可能となっています。
複雑な複数層のネットワークの簡素化による障害箇所の低減や、決済情報をデータベース化の上、一元管理することによる保守性の大幅改善等を実現したそうです。
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 880円 |
仮条件 | 880円~930円 |
公開価格 | 3月24日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約99.9億円です。オーバーアロットメントを含めると約114.9億円になります。
4月IPOで続く銘柄が現時点で出ていないため吸収できそうです。業績予想も調子が良いみたいですからね!
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 5,971,700株 |
売出株数 | 5,379,500株 |
公開株式数 | 11,351,200株 |
OA売出 | 1,702,600株 |
引受幹事 | 野村證券(主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 東海東京証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 岩井コスモ証券 |
委託見込 | DMM.com証券(PR) auカブコム証券 |
当選しやすそうなので狙いに行くと思います。2024年3月期の四半期利益が7.05億円予想になっています。2023年3月期の80.8%増は勢いがあります。
トランザクション・メディア・ネットワークスの会社設立は2008年3月03日、本社住所は東京都中央区日本橋二丁目11番2号、社長は大高敦氏(53歳)です。※2023年3月05日時点
従業員数は251人(臨時雇用者61人)、平均年齢41.5歳、平均勤続年数4.4年、平均年間給与約685万円です。
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
三菱商事株式会社 | 11,494,500株 | 34.03% |
トヨタファイナンシャルサービス株式会社 | 4,508,000株 | 13.35% |
株式会社NTTドコモ | 3,225,000株 | 9.55% |
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ | 2,000,000株 | 5.92% |
三井住友カード株式会社 | 1,904,500株 | 5.64% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間(2023年7月02日)で解除倍率設定なしになります。三菱商事とトヨタファイナンシャルサービスの共同出資でできた企業だそうです。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
野村證券(主幹事) | 10,216,100株 | 90.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 227,000株 | 2.00% |
SMBC日興証券 | 227,000株 | 2.00% |
東海東京証券 | 170,300株 | 1.50% |
SBI証券 | 170,300株 | 1.50% |
楽天証券 | 113,500株 | 1.00% |
松井証券 | 113,500株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 113,500株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 900円~1,200円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,000円~1,200円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
トランザクション・メディア・ネットワークスの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,000円~1,200円
修正値1,200円~1,400円
三菱商事とトヨタファイナンシャルサービスの共同出資で設立された企業で株主名簿に有名企業が並ぶ。これだけでも材料になりそうだ。
今期業績は増収増益になり2022年3月分の赤字を解消できそう。繰越欠損金を抱えているため2023年3月期は税金の支払いが少なくて済むでしょう。
東証プライム市場に昇格することも視野に入れ中長期的に投資を行う方もいそうです。初値売りは限定される可能性もありそうです。機関投資家も参加する優良なIPOになる可能性があります。
結局は上場規模が大きいため個人投資家はついていくしかない。地合いが悪ければセカンダリーで追加で買う方法有効か。ただ株価設定は高い!
時価総額342.9億円、上場による吸収は約121.4億円になる。PERは48.6倍と高い印象。競合比較ではまだ安いか?
トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2022年10月31日~2027年10月30日 | 963,800株 発行価格469円 |
2024年11月15日~2029年11月14日 | 69,300株 発行価格1,200円 |
2025年7月01日~2032年12月02日 | 1,846,400株 発行価格1,212円 |
ロックアップは980日間で解除倍率設定なし、ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。
963,800株が行使期限に入るようですね。想定発行価格が880円なのでストックオプションよりも低いようです。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の36,872,500株から算出すると想定価格ベースで約324.5億円になります。
規模が大きなIPOだけど何とかなると考えています。多少利益見込みがあると思います。キャッシュレス決済サービスの旬は過ぎていると思いますけどね。
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