【評価】全保連(5845)IPOの上場と初値予想!
全保連(5845)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はスタンダード市場で主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券とSMBC日興証券が共同で引受けます。
上場規模は約50.0億円で公開株数5,956,000株、オーバーアロットメント893,400株です。想定発行価格は730円になっています。
業 種 | その他金融業 |
上場市場 | スタンダード市場 |
上場日 | 10月25日 |
BB期間 | 10月10日~10月16日 |
企業ホームページ | https://www.zenhoren.jp/ |
事業内容 | 家賃債務保証事業 |
目次まとめ
全保連(5845)IPOの業績と事業内容
同社は保証業務協定契約を締結している不動産管理会社や不動産仲介会社等を介して家賃債務保証サービスを提供しています。
賃借人が不動産の賃貸借契約の締結時に家賃債務保証を必要とするためです。
同社は本社・営業拠点を全国の主要都市中心に19拠点配置し協定会社向けに積極的な営業を行っています。
信用力の強化や協定会社のニーズに応えたサービス開発を通じて、49,469拠点、41,078社の幅広い協定会社ネットワークを構築しています。
全保連(5845)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 730円 |
仮条件 | 560円~600円 |
公開価格 | 600円 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約43.5億円です。オーバーアロットメントを含めると約50.0億円になります。
またもや微妙な規模のIPOが登場しました。収益性が高いと思ったらそうではないようです。全国規模なのはOKですね。
全保連(5845)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 2,549,200株 |
売出株数 | 3,406,800株 |
公開株式数 | 5,956,000株 |
OA売出 | 893,400株 |
引受幹事 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同) SMBC日興証券(共同) 大和証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 |
委託見込 | auカブコム証券 大和コネクト証券 |
収益モデルが家賃債務保証サービス対価として、賃借人から保証委託料を受領する流れです。取り損ねがなければ確実なビジネスだと思います。
全保連の会社設立は2001年11月16日、本社住所は沖縄県那覇市字天久905番地、社長は迫幸治氏(68歳)です。※2023年9月25日時点
従業員数は622人、平均年齢41.6歳、平均勤続年数9.1年、平均年間給与約579万円です。
全保連(5845)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
AZ-Star3号投資事業有限責任組合 | 8,390,800株 | 35.15% |
インベストメントZ1号投資事業有限責任組合 | 4,441,026株 | 18.60% |
迫 幸治 | 2,950,000株 | 12.36% |
FP公開支援5号投資事業有限責任組合 | 1,358,000株 | 5.69% |
茨木 英彦 | 1,269,000株 | 5.32% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間(2024年4月21日)でロックアップ解除設定はありません。ファンド案件ですからね。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
今回はプライシング時に引受け割合が決定されます。
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同) | 4,184,200株 | 70.25% |
SMBC日興証券(共同) | 1,626,100株 | 27.30% |
大和証券 | 62,500株 | 1.05% |
SBI証券 | 41,600株 | 0.70% |
楽天証券 | 20,800株 | 0.35% |
松井証券 | 20,800株 | 0.35% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 700円~900円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 600円~680円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
全保連の初値予想をリサーチして記載します。
初値予想800円~1,000円
修正値600円~650円
業界最大手と言われながら機関投資家からは人気がなかったようです。
ただ配当が25円予想なので配当利回りが公開価格で4.17%と高いため下値では買われるはず。売り物が多くなければ期待できるがファンド持ち分が多く懸念されそう。
上場規模が絞られ約41.1億円になったが依然として荷もたれ感があるようです。PER的には割安なので割れるようであればセカンダリーに参加すると面白いかもしれません。
地合いが良ければ1,000円程度は期待ができる模様。どうなるのかわかりませんけどね。
全保連(5845)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2024年7月01日~2026年12月31日 | 434,000株 発行価格308円 |
2024年7月01日~2030年9月30日 | 396,800株 発行価格300円 |
2022年3月30日~2027年3月30日 | 1,000,000株 発行価格360円 |
2021年3月30日~2029年12月31日 | 2,700,000株 発行価格387円 |
ロックアップは180日間になり解除設定はありません。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。3,700,000株が行使期限入りします。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の22,998,000株から算出すると想定価格ベースで約167.9億円になります。
無理して申し込むようなIPOではないかな?と考えています。低単価なので参加しやすいけどこの規模のIPOは機関投資家需要がなければ割れる可能性も高いですからね。
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