【評価】カウリス(153A)IPOの上場と初値予想
カウリス(153A)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事はSBI証券と大和証券が共同で引受けます。
上場規模は約26.3億円で公開株数1,590,700株、オーバーアロットメント238,600株です。想定発行価格は1,440円になっています。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 3月28日 |
BB期間 | 3月12日~3月18日 |
企業ホームページ | https://caulis.jp/ |
事業内容 | 法人向けクラウド型不正アクセス検知サービスの提供等 |
目次まとめ
カウリス(153A)IPOの業績と事業内容
同社は「情報インフラを共創し、世界をより良くする」というミッションのもと、先端技術を活用した実用的なサービスを創り続け、犯罪のビッグデータをアルゴリズムと掛け合わせることで、SaaS型アルゴリズムサービスを提供する事業モデルを構築しています。
具体的なサービスとして、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert(フロードアラート)」を提供しています。
カウリス(153A)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,440円 |
仮条件 | 1,440円~1,530円 |
公開価格 | 3月19日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約22.9億円です。オーバーアロットメントを含めると約26.3億円になります。
上場規模が少し大きめなので詳しく見る必要があります。
カウリス(153A)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 380,000株 |
売出株数 | 1,210,700株 |
公開株式数 | 1,590,700株 |
OA売出 | 238,600株 |
引受幹事 | SBI証券(共同主幹事) 大和証券(共同主幹事) 楽天証券 マネックス証券 SMBC日興証券 岡三証券 松井証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 大和コネクト証券 岡三オンライン |
微妙なIPOだけど大事にしたいと思っています。今期純利益予想は3.10億円なので増収増益です。
会社設立は2015年12月04日、本社住所は東京都千代田区大手町一丁目6番1号大手町ビル4階FINOLAB、社長は島津敦好氏(45歳)です。※2024年2月26日時点
従業員数は43人(臨時雇用者1人)、平均年齢37.6歳、平均勤続年数2.7年、平均年間給与約683万円です。
カウリス(153A)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
株式会社rhizome | 3,252,900株 | 50.14% |
島津 敦好 | 576,900株 | 8.88% |
造田 洋典 | 300,000株 | 4.61% |
Salesforce Ventures LLC | 293,400株 | 4.51% |
安藤 洋輔 | 280,000株 | 4.32% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間(2024年6月25日)と180日間(2024年9月23日)にわかれ90日間分には発行価格1.5倍以上でロックアップが解除されることになっています。セールスフォース系VC出資は凄いですね。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
SBI証券(共同主幹事) | 1,249,100株 | 78.53% |
大和証券(共同主幹事) | 238,600株 | 15.00% |
楽天証券 | 47,700株 | 3.00% |
マネックス証券 | 27,000株 | 1.70% |
SMBC日興証券 | 23,900株 | 1.50% |
岡三証券 | 3,000株 | 0.19% |
松井証券 | 1,400株 | 0.09% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,800円~2,400円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 2,800円~3,200円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
カウリスの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想2,500円~3,000円
修正値3,100円~3,500円
関心の表明をファンドが発表し人気が高まっていると観測。大手予想もだいぶ引き上げらた。
SBI証券引受け割合が多く株数も多いためIPOチャレンジポイントの出番か?200株配分は期待できる。
業績水準は低いが業績期待は高いらしい。SaaS企業で業績好調なら買いか?株価設定が高くても機関投資家需要が見込めるため初値は高そう。
公開価格1,530円決定だと吸収金額が28.0億円になる。荷もたれ感あるサイズだが機関投資家が買えば問題はない。逆に需要が足らない可能性も?時価総額は93.1億円。
米セールスフォースとソニーグループからの出資は信用の証。上場ラッシュなのが気になるが初値2倍はクリアーしそうな観測です。
カウリス(153A)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2018年10月02日~2025年9月30日 | 56,500株 発行価格18円 |
2019年6月02日~2026年5月31日 | 91,000株 発行価格190円 |
2019年6月02日~2026年5月31日 | 65,000株 発行価格190円 |
2024年3月26日~2030年12月28日 | 256,800株 発行価格295円 |
※回数が多いため省略
ロックアップは90日間と180日間で90日間分は発行価格1.5倍解除です。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。542,500株が行使期限入りします。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の6,086,700株から算出すると想定価格ベースで約87.6億円になります。
基本人気だと思いますがもう少し詳しく見る必要がありそうです。SBI証券と大和証券の共同主幹事です。
どちらもあっさり割れる時があるため気を付けます。
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