メドレーIPOとランサーズIPOの幹事配分と業績予想!
メドレー(4480)IPOは初値利益を狙うには厳しいようですね。人材プラットフォーム事業を主力としている企業で前期は売上の87%を占めています。医療ヘルスケア領域に特化していることは買い材料となっています。
上場内容が良くないことで投資家の買い需要があまり見込めない雰囲気です。仮条件はなぜか引き上げられているため機関投資家もしくは主幹事の意向で引上げなのでしょう。
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
大和証券(共同) | 9,632,000株 | 70.00% |
みずほ証券(共同) | 1,788,800株 | 13.00% |
三菱UFJ・モルガンスタンレー証券(共同) | 1,788,800株 | 13.00% |
クレディ・スイス証券 | 550,400株 | 4.00% |
株数が多くどこで申込んでも配分がありそうです。営業の電話があった方もいるようですね。私にも着信がありましたが気が付かなかったのでスルーしています。またauカブコム証券の取扱いもないようです。株数が多いのに珍しいと思います。手間をとりたくないのかもしれませんね。
人材紹介は2割ほど紹介料を取るところ同社では1割程度で抑えることが出来るようです。そのため顧客が増え今後も売上増加の期待がありますインターネットを使ったサービスを行っていることでコストを下げることに成功していそうです。
業績は今期黒字化できていましたが特損計上により当期利益が赤字になっています。買収したばかりのNaCIメディカルをのれん償却したための損失計上だそうです。これについては機関も疑問の声が上がっているようです。
上場承認がおり大和証券がグローバルコーディネーターなので色々と思惑があるのか?初値予想は1,200円~1,500円となっています。ここからシンジケートカバーまで下がる数値が後日出てもおかしくないですよね。事業や株主についての詳細は下記記事に書いています。
赤字成長企業なので黒字化できる日はくると思います。ただし上場期の業績が悪すぎますね。2019年12月連結業績予想の売上げが46.8億円で経常利益0.8億円、四半期利益が-4.1億円となっています。前期経常利益が-0.9億円で四半期利益-1.5億円です。赤字だけみると2.7倍にもなります。
どうしてもベンチャーキャピタルの売出株が気になるため公開価格前後で初値が付けばIPOとして成功案件だと感じますね。その後の値動きも売り圧力が高いと予想され上昇は厳しい気がします。成長性はあると思うんですけどね。
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証券会社が運営する企業なので安心感があります。上記に同社の説明などの記事を作成してみました。口座開設完了後に投資を既に始めています!
ランサーズIPOの幹事配分と業績予想!仮条件の大幅引き下げで市場混乱
ランサーズも仮条件が発表され、仮条件範囲が660円~730円に決定しました。想定発行価格900円から大幅に修正されています。吸収額は730円算出で約61.6憶円になります。想定で約75.9億円だったのでかなりコンパクトになっています。
しかしランサーズも赤字体質なので投資家に敬遠されがちです。そして株数が多いため不安なIPOだと思います。
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
大和証券(主幹事) | 2,191,300株 | 84.00% |
三菱UFJ・モルガンスタンレー証券 | 91,300株 | 3.50% |
楽天証券 | 91,300株 | 3.50% |
SMBC日興証券 | 52,200株 | 2.00% |
SBI証券 | 52,200株 | 2.00% |
マネックス証券 | 52,200株 | 2.00% |
松井証券 | 39,100株 | 1.50% |
岩井コスモ証券 | 39,100株 | 1.50% |
auカブコム証券 | 取扱い決定 | -% |
抽選に申し込めば当選しそうなほど株があります。どこから申し込んでも良さそうです!大和証券からだとかなりの確率で当選できそうですね。株単価が低いため当選を狙うだけなら面白そうです。
複数株の当選は怖いためネット証券からの申込みを少し行ってみたいと思います。SBI証券のIPOチャレンジポイント狙いはもちろんですけれど松井証券の前受け金不要も活用してみます。今回は楽天証券も当選確率が高そうです!
同業のクラウドワクス(3691)も赤字見込みなのでランサーズが上場しても黒字化まで時間がかかると思います。2020年3月連結業績予想は34.4億円の売上で経常利益が-5.5億円、四半期利益が-5.7億円予想になっています。
前期売上が25.2億円なので36.4%も伸びています。しかし経常利益は前期-0.9億円から5.9倍の赤字です。このことから本業がうまくいっていないの?と感じますよね。クラウドソーシング事業を行う企業は経費が相当かかるのかもしれません。
初値予想は修正前で850円~1,000円となっているので、600円~800円あたりに引き下げられると思います。
まだ未成熟感があると思いますがフリーランスが増えると年収や税収も落ちる気がして日本の先行きも心配ですね。年収300万円未満の層が増加し続けているため様々な考え方がありそうです。ランサーズの詳細は下記記事にまとめてみました。
⇒ ランサーズ(Lancers)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
ベンチャーキャピタル保有株は売出しに回され海外募集も行われる予定です。新株予約権者50人には180日間のロックアップ、ストックオプションが634,500株行使を迎えていますが新株予約権のロックアップ対象です。
売出株5,067,400株が半分だと印象が違ったと思います。ただVCが全株売りたいそうなのでイグジット案件ですよね。IPO当選はしやすいけれど人気があまり見込めないようです。仮条件引下げを好感する意見があるのかわかりませんけど若干割安になった感があります。
メドレーもランサーズもIPO抽選に申し込まない方が多そうです。メドレーは単独上場でランサーズは同日3社上場です。よく考えて抽選に参加したいと思います。
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