【評価】ヒューマンテクノロジーズ(5621)IPOの上場と初値予想
ヒューマンテクノロジーズ(5621)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事はみずほ証券と大和証券が共同で引受けます。
上場規模は約35.5億円で公開株数3,288,000株、オーバーアロットメント493,200株です。想定発行価格は940円になっています。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 12月22日 |
BB期間 | 12月06日~12月12日 |
企業ホームページ | https://www.h-t.co.jp/ |
事業内容 | 勤怠管理を中心としたクラウドサービスの開発及び提供 |
目次まとめ
ヒューマンテクノロジーズ(5621)IPOの業績と事業内容
同社及び連結子会社4社により構成され勤怠管理SaaS事業を行う企業です。
同社グループは「オペレーションから解放し、創造的業務への後押し」をミッションとして掲げて、クラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」の開発・販売を主たる事業としています。
企業にとって最も重要な経営資源は「ヒト(人材)」と考えており、そのヒトの時間を管理するベースとなるのが「勤怠管理」であり、「人時生産性」を向上させることこそが使命だそうです。
同社は勤怠管理業務を日々の煩雑なオペレーション業務から、「ヒト」に紐づく様々なデータを利活用できる創造的業務へと転換することを目指している企業となっています。
ヒューマンテクノロジーズ(5621)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 940円 |
仮条件 | 940円~1,020円 |
公開価格 | 12月13日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約30.9億円です。オーバーアロットメントを含めると約35.5億円になります。
何となく上場サイズが大きい気がします。利益もだんだんと落ちているようですね。
ヒューマンテクノロジーズ(5621)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 1,000,000株 |
売出株数 | 2,288,000株 |
公開株式数 | 3,288,000株 |
OA売出 | 493,200株 |
引受幹事 | みずほ証券(共同主幹事) 大和証券(共同主幹事) SBI証券 楽天証券 |
委託見込 | 大和コネクト証券 SBIネオトレード証券 DMM.com証券 |
公開株数が多い印象です。積極的に申込むようなIPOではないかもしれません。
ヒューマンテクノロジーズの会社設立は2011年12月13日、本社住所は東京都港区元赤坂一丁目6番6号、社長は家﨑晃一氏(49歳)です。※2023年11月19日時点
従業員数は280人、平均年齢36.5歳、平均勤続年数3.1年、平均年間給与約553万円です。
ヒューマンテクノロジーズ(5621)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
ニューホライズン株式会社 | 3,600,000株 | 44.44% |
恵志 章夫 | 1,800,000株 | 22.22% |
奥畑 和行 | 900,000株 | 11.11% |
飯泉 満 | 900,000株 | 11.11% |
渡邉 脩次 | 738,000株 | 9.11% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは360日間(2024年12月15日)と180日間(2024年6月18日)にわかれます。どちらもロックアップ解除倍率の設定はありません。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
みずほ証券(共同) | 2,383,900株 | 72.50% |
大和証券(共同) | 739,800株 | 22.50% |
SBI証券 | 98,600株 | 3.00% |
楽天証券 | 65,700株 | 2.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 900円~1,150円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,000円~1,300円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
ヒューマンテクノロジーズの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,100円~1,500円
修正値1,050円~1,200円
勤怠管理システムを取扱う企業は複数ある。同社はSaaSに限った数量ベースでシェアが25%になると観測されています。
スゲー儲かりそうなイメージとなっていますけど月額300円から利用できるそうです。安いですね。
仮条件上振れで堅調な初値が期待できると思いましたけど実は危ういのかもしれません。大手予想では何とか公開価格超え程度の予想みたいです。
上場規模が約38.6億円なので需給不安があるようです。公募組は割れなければ良いというスタンスで申込んだほうがよさそうです。利益見込みは低そうですね。
業績は前期に比べると見栄えが良くなっています。ただ2022年3月期を超える利益には全く届いていません。
PERは26.2倍で配当金が10.2円出ます。配当利回りは公開価格が1,020円に決定すると1.00%です。悪くないけれど初値買いする投資家が減っているため上値は重そうです。
ヒューマンテクノロジーズ(5621)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
なし | -株 発行価格-円 |
ロックアップは360日間と180日間、ロックアップ解除倍率の設定はありません。ストックオプションもありません。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の9,100,000株から算出すると想定価格ベースで約85.5億円になります。
35.5億円規模のIPOで共同主幹事なんですよね。他のIPOと上場日が重なると厳しそうです。
BBにはあまり参加しなくても良いかもしれません。仮条件が引き上がるとイメージが逆に良くない気がします。
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