INCLUSIVE(インクルーシブ)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
INCLUSIVE(インクルーシブ)IPOが新規上場承認されました。市場はマザーズで主幹事はみずほ証券が引受けます。博報堂DYホールディングスの子会社やカヤックなどの上場企業も株主になりっています。
インターネットサービス関連を行っているためIPOでは人気そうです。公開株式数425,000株、オーバーアロッメント63,700株と株数も少なく想定発行価格2,290円を基にした上場規模は約11.2億円です。
IPOのサイズ的にも良さそうな感じなので初値期待はかなりあると思います。3社上場になっているあたりが何とも言えませんけれど、利益が出そうなIPOには積極的に申し込んでおくべきでしょう。
年末に向けたお小遣いになりますしね。話題性もあるようですから初値2倍あたりが狙えるかもしれません。株単価が高めなので10万円~20万円利益が狙えそうですね。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | マザーズ |
公開予定 | 12月20日 |
BB期間 | 12月04日~12月10日 |
企業ホームページ | https://www.inclusive.co.jp/ |
事業の内容 | インターネットサービス運営・収益化支援、広告・プロモーション企画、アドネットワークサービスの提供、ブランディグ・PRコンサルティング、ウェブエンジニアリングサービス |
【手取金の使途】
差引手取概算額415,360千円については、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限134,203千円と合わせた手取概算額合計額549,563千円について、オフィス移転及び統合、人材採用及び研修、システム開発に充当する予定であります。具体的には以下のとおり充当する予定です。
①オフィス移転及び統合
事業拡大とグループ会社間シナジーの強化を目的としたオフィス移転及び統合に伴う改装、敷金及び保証金、移転費用、その後の運転資金の一部として290,000千円を充当する予定であります。なお、このうち本社内装設備等に150,000千円を充当する予定②人材採用及び研修
当社サービスの拡張や体制強化のための新規人材採用ならびに研修費用の一部として60,000千円を充当する予定③システム開発
当社サービスのSaaS化を目的としたシステム開発費用として76,000千円を充当する予定※有価証券届出書(EDINET)抜粋
目次まとめ
INCLUSIVE(7078)IPOの業績と事業内容
インターネット市場の拡大により同社ビズネスの需要も増えているようです。出版社やテレビ局等のマスメディア業界は、市場がインターネットへと変遷する中で、インターネット領域を含む新たなビジネスモデルへの展開が急務となっています。
同社グループでは様々なニーズに応え良質なコンテンツをターゲットユーザーに正しく届ける仕組みを構築し、企業とユーザーとのコミュニケーションの場となるインターネットサービスを運営支援しています。
事業はデジタルコミュニケーション事業の単一セグメントになり、詳細サービスが「メディアマネジメントサービス」「広告運用サービス」「プロモーション企画・PRサービス」「エンジニアリングサービス」の4つにわかれています。
メディアマネジメントサービスでは、テレビ局や出版社などのメディア企業に対してウェブ上に展開するコンテンツの企画・制作や、インターネットサービスの事業規模成長に向けたコンサルティング、収益力強化に資するサービスを提供しています。
メディアマネジメントサービスでは、コンサルティングサービスの提供のほか、コンテンツ制作やインターネットサービスの広告収益に応じたレベニューシェアにより収益を創出しています。
ターゲットにしているユーザーのイメージを明確化させる事と、その結果として制作されたコンテンツのユーザーとのマッチング状況やサービスとしての質を、数値(ページビューやユニークユーザー数)を通して可視化する事ができるため、綿密なKPI管理ツールとして活用する事も可能な仕組みとなっています。
これらの運営を行う事により、PVの増大に伴い広告表示枠の確保やクリック数の増加が可能となり、広告収益の増加が見込まれるようです。
それらにより、クライアントと同社の共同で新規事業モデルの構築に取り組める事業環境を整備していく事が出来る特徴があります。
同社グループでは、メディア企業向けサービスで培ったノウハウを活用し、メディア企業に限らずインターネット上でのコミュニケーションニーズのある事業会社においても同様のサービスを提供しています。
事業会社に対するサービスとしてはコンテンツの企画・制作支援に加え、同社グループが運営・支援するインターネットサービス上への広告掲載を行うことによるプロモーション支援も行っています。
広告運用サービスではアドネットワークや広告の運用支援、及びウェブ、SNS等配信プラットフォームに合わせたコンテンツマーケティングを行っています。
同社グループではメディアマネジメントサービスで培った知見を活かし、グループ独自のサービスとしてContentmatic、ContentX、独自SSPであるPacific SSP等独自の広告配信ネットワークを提供する事で差別化を図っています。
プロモーション企画・PRサービスでは、クライアント向け広告企画の立案・実施や、戦略PRサービスの提供を主たるサービスとして提供しています。グループ内リソースを活用できる強みを活かし、企画のみならず広告運用施策やコンテンツ制作能力を提供する事で競合と差別化していく、ワンストップサービスを提供しています。
エンジニアリングサービスでは、主にアプリケーションやインターネットサービスの開発を行っています。サービス領域においては、ディープラーニングを活用したAIアルゴリズムやIoT領域等のアプリ・ウェブサービス開発を行うなど、最新技術ニーズにも対応できるエンジニアリングチームを保持しています。
BtoB向け、BtoC向け問わず、幅広いアプリケーションを開発する事で、クライアントが持つ幅広いコミュニケーションニーズに応じたシステムを構築する事が出来ることが強みとなっています。
INCLUSIVE(7078)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 2,290円 |
仮条件 | 2,010円~2,110円 |
公開価格 | 12月11日 |
想定価格から試算される市場からの吸収金額は約9.7億円です。オーバーアロットメントを含めると約11.2億円になります。業績は赤字から黒字転換し現在のところ好調のようです。
今期は売上が1,700万円下がる利益が5,400万円くらい前期から増加するようです。減収増益予想となっています。
INCLUSIVE(7078)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 200,000株 |
売出株数 | 225,000株 |
公開株式数 | 425,000株 |
OA売出 | 63,700株 |
引受幹事 | みずほ証券(主幹事) SBI証券 岩井コスモ証券 いちよし証券 丸三証券 楽天証券 東海東京証券 マネックス証券 |
委託見込 | DMM.com証券(PR) SBIネオトレード証券 |
みずほ証券狙いでよさそうですね。それにSBI証券からだとIPOチャレンジポイント当選狙いでポイントをつぎ込む方もいそうです。300P位で当選できれば良いのかもしれません。
手元に資金があるなら岩井コスモ証券などからの抽選に参加しておいても良いでしょう。後期型抽選を採用しているため若干申込みが面倒となり離脱者が出ます。頑張って申し込みしていると当選?
IPOって根気よく申し込まないといけないので途中でやめる人も出てきます。だから市場が続いているのかな?と考える事があります。世の中には色んな投資方法がありますからね。
ポイント投資だって面倒になりやめる人も出そうですけど面白い投資なので続けています!最近はTポイントの他に楽天ポイントも少し興味がありポイントを貯める事を考えています。
この他、エンジェル投資家を目指したい方にはファンディーノなどもお勧めです。未上場の株式を手に入れる事ができ中には税制優遇を受けることが出来る案件もあります。イグジット企業も出たので投資家の意欲も加速化しているようです。
インクルーシブの会社設立は2007年4月03日、本社住所は東京都港区南青山五丁目10番2号、社長は藤田誠氏(46歳)です。
従業員数47人(臨時雇用者12人)、平均年齢28.8歳、平均勤続年数2.4年、平均年間給与約442万円です。連結従業員数は68人で臨時雇用者13人となっています。
INCLUSIVE(7078)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
藤田 誠 | 1,625,300株 | 70.81% |
アーキタイプ | 222,700株 | 9.70% |
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム | 100,000株 | 4.36% |
安達 真 | 96,300株 | 4.20% |
カヤック | 64,700株 | 2.82% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である藤田誠、売出人であるアーキタイプ株式会社、安達真、後藤健太郎及び大向一輝並びに当社株主であるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社及び株式会社カヤックは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2020年6月16日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すことは除く。)等は行わない旨合意しております。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
みずほ証券(主幹事) | 361,500株 | 85.06% |
SBI証券 | 42,500株 | 10.00% |
岩井コスモ証券 | 4,200株 | 0.99% |
いちよし証券 | 4,200株 | 0.99% |
丸三証券 | 4,200株 | 0.99% |
楽天証券 | 4,200株 | 0.99% |
東海東京証券 | 2,100株 | 0.49% |
マネックス証券 | 2,100株 | 0.49% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 3,800円~4,500円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 4,000円~4,400円
※仮条件発表後
INCLUSIVE初値予想と市場コンセサンス
4,000円~5,000円
2,500円~3,000円(修正値)
インクルーシブは良質なIPOと言って良さそうです。初値は2倍を超えてきそうなので積極的に狙いたいIPOです!今後大手予想も価格帯を引き上げてくる可能性もあると思います。
2020年3月の連結業績予想では売上16.5億円で経常利益3.2億円を計上してきます。前期売上は1,669億円なので1%程度下がり、経常利益は3.1億円から4.2%上がります。殆ど横ばい状態となっています。四半期利益は前期比35.1%増の2.1億円を計上予定となっています。
EPS93.74なのでPER22.51倍、BPS517.59なのでPBR4.08倍あたりになります。配当は出ません。類似企業などにいは赤字となっている企業もありますがPERは20倍あたりが妥当のようです。
アドネットワーク広告の運用支援やホームページやSNSなどの配信プラットフォームも手掛けるなとIT利用した事業も行います。IPOでは人気なので当選することだけ考えて申し込みを行って良さそうです!
INCLUSIVE(7078)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2017年7月01日~2024年6月30日 | 5,400株 発行価格350円 |
2018年3月24日~2025年3月23日 | 20,800株 発行価格1,170円 |
2018年3月24日~2025年3月23日 | 8,600株 発行価格1,170円 |
2019年4月08日~2026年4月07日 | 6,900株 発行価格1,170円 |
2021年6月29日~2028年6月28日 | 51,300株 発行価格1,170円 |
2022年7月01日~2029年6月28日 | 45,500株 発行価格1,170円 |
ロックアップは180日間(2020年6月16日)、ロックアップの解除倍率はありません。関係者保有が多いため上場時は公開株数以外の株流通は少ないと思います。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。41,700株が行使期限に入っています。ただし売却条件が定められているため上場時点での売却はできないようです。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の2,356,700株から算出すると想定価格ベースで約54億円になります。
ITを使ったビジネスを展開し事業会社向けにコンテンツ制作や、ブランディングのコンサルティングサービスなども行っています。アドネットワーク運用やIoT機器やAIを組み込んだシステムも取り扱っています。
事業全般的に個人投資家が好みそうなIPOになっているため年末初値付かずも見れるかも?市場の動向やセカンダリー市場が盛り上がるかで収益も大きく変わりそうですね。
インクルーシブ幹事も完全抽選で当選期待です⇒ マネックス証券
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