【評価】オカムラ食品工業(2938)IPOの上場と初値予想!
オカムラ食品工業(2938)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はスタンダード市場で主幹事は野村證券が引受けます。
上場規模は約20.3億円で公開株数1,050,000株、オーバーアロットメント157,500株です。想定発行価格は1,680円になっています。
業 種 | 食料品 |
上場市場 | スタンダード市場 |
上場日 | 9月27日 |
BB期間 | 9月08日~9月14日 |
企業ホームページ | https://www.okamurashokuhin.co.jp/ |
事業の内容 | サーモンの養殖、水産品の加工・販売 |
目次まとめ
オカムラ食品工業(2938)IPOの業績と事業内容
同社グループは同社及び連結子会社の9社で主に構成され「海の恵みを絶やすことなく世界中の人々に届け続ける。」ことをMissionとしています。
また、養殖事業、国内加工事業、海外加工事業、海外卸売事業の4つの事業を柱としてビジネスを展開しています。
サーモンを中心とした川上から川下までの垂直統合型のビジネスモデルで、グローバルに事業を展開し、その結果として自己資本利益率や売上高営業利益率などの指標において上場会社平均を上回る実績を達成しています。
しかし有利子負債は大きいようですね。
オカムラ食品工業(2938)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,680円 |
仮条件 | 1,600円~1,680円 |
公開価格 | 9月15日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約17.6億円です。オーバーアロットメントを含めると約20.3億円になります。
上場規模は普通なので利益が見込める可能性があります。生き物が相手なので長期投資は難しさがありそうです。
オカムラ食品工業(2938)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 1,050,000株 |
売出株数 | 0株 |
公開株式数 | 1,050,000株 |
OA売出 | 157,500株 |
引受幹事 | 野村證券(主幹事) 大和証券 みずほ証券 SMBC日興証券 SBI証券 楽天証券 |
委託見込 | 大和コネクト証券 SBIネオトレード証券 |
全て公募格なので上場の印象は良いと思います。株価設定は想定ベースでPER10.3倍で配当34円です。配当利回り2.02%あたりになります。
オカムラ食品工業の会社設立は1971年8月02日、本社住所は青森県青森市八重田一丁目6番11号、社長は岡村恒一氏(62歳)です。※2023年8月25日時点
従業員数は81人(臨時雇用者145人)、平均年齢39.38歳、平均勤続年数6.53年、平均年間給与約588万円です。
オカムラ食品工業(2938)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
株式会社オカムラ | 2,964,000株 | 40.45% |
岡村 恒一 | 1,574,280株 | 21.48% |
Steelhead Aps | 445,860株 | 6.08% |
岡村 直子 | 294,000株 | 4.01% |
八木 康次 | 277,560株 | 3.79% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間(2023年12月25日)でロックアップ解除倍率設定はありません。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
野村證券(主幹事) | 966,000株 | 92.00% |
大和証券 | 21,000株 | 2.00% |
みずほ証券 | 21,000株 | 2.00% |
SMBC日興証券 | 21,000株 | 2.00% |
SBI証券 | 10,500株 | 1.00% |
楽天証券 | 10,500株 | 1.00% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,700円~2,200円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,700円~1,900円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
オカムラ食品工業の初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,800円~2,300円
修正値1,800円~2,000円
サーモンの養殖と水産品の加工販売を行う企業で企業規模は大き目。海外進出も行い業績に期待ができます。
ただサーモンは生き物なので天災見舞われる可能性があります。円安は同社に追風のように感じるが飼料や原料高騰の影響で相殺みたいですね。
業績は過去に比べ厳しい状況だと思います。来期も期待できない可能性があります。コストは一時的だと言われていますが養殖魚が全滅する可能性もあるため中長期投資は考えますね。
初値利益は見込めるようなので参加予定。長く居座るつもりはなく短期投資です。
オカムラ食品工業(2938)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2022年12月15日~2030年9月27日 | 454,020株 発行価格650円 |
2023年12月16日~2031年9月27日 | 138,840株 発行価格2,090円 |
ロックアップは90日間で解除倍率設定なし、ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。454,020株が行使期限入りしています。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の7,785,210株から算出すると想定価格ベースで約130.8億円になります。
サーモン養殖で知名度が高いため個人投資家も参加するIPOになると思います。
利益が出るのかまだわかりませんが配当は一応でます。将来的には株主優待の設定もあるかもしれません。
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