プラスアルファ・コンサルティング(4071)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
プラスアルファ・コンサルティング(4071)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はマザーズで主幹事は野村證券が引受けます。
上場規模は約211.8億円で公開株数9,492,500株、オーバーアロットメント1,423,800株です。想定発行価格は1,940円になっています。
業 種 | 情報・通信業 |
上場市場 | マザーズ |
上場日 | 6月30日 |
BB期間 | 6月15日~6月18日 |
企業ホームページ | https://www.pa-consul.co.jp/ |
事業の内容 | データ分析プラットフォームのクラウドサービスの提供 |
【手取金の使途】
手取概算額81,210千円については、全額を運転資金(人件費及び広告宣伝費)として充当する予定であります。
※有価証券届出書(EDINET)抜粋
目次まとめ
プラスアルファ・コンサルティング(4071)IPOの業績と事業内容
業績拡大中となり上場イメージもよさそうです。しかも今期は増収増益になる予想が出ています!
同社は「プラスアルファの価値を生み出すことで『つきぬける感動』と『広がる可能性』を提供します。」を企業理念に掲げ、ミッションである「お客様のビジネスにプラスアルファの価値を創造します。」を達成するため、
自然言語処理とデータマイニングの技術から成るテキストマイニングの技術をベースに、「見える化プラットフォーム企業を目指します。」のビジョンのもと、世の中に溢れる膨大な情報を「見える化」するサービスを中核に事業展開しています。
同社の事業の最大の特徴は、「見える化」するSaaS型ソリューションの開発力もさることながら、顧客業務に関する知識や分析手法についての知見・経験をもったコンサルタントによるコンサルティング/サポートの充実です。
見える化エンジン事業では、大量の顧客の声を「見える化」するマーケティング領域のテキストマイニングツール「見える化エンジン」を提供しています。
主に一般消費者向けに商品・サービスを提供する企業のコンタクトセンターやマーケティング部門において導入され、2008年5月のサービス開始以来、累計で1,674社に導入されています。
顧客アンケートやNPS、コールセンターのログ、SNSやブログ等の膨大な顧客の声、営業員の営業日報、テキスト化した音声データ、特許・論文等の知的資産情報など、幅広いデータソースによる情報をテキストマイニングで分析し、顧客の不満やニーズを「見える化」できるサービスとなっています。
直感的に操作できるインターフェースなどの特徴により、顧客の商品・サービスの改善や新商品の開発などに活用されているそうです。
カスタマーリングス事業では、BtoC事業者向けの統合マーケティングプラットフォーム「カスタマーリングス」を提供しています。
「カスタマーリングス」は、EC事業者や小売業などの企業を中心として、オンライン・マーケティング施策の検討やその実行のために採用されています。
2011年7月のサービス開始以来、累計で592社に導入されており、その実績から培ったCRMノウハウとデータマイニングなどの分析技術を凝縮したマーケティングオートメーションの二つを融合させることで、最新のトレンドに合わせて常に進化を続けています。
タレントパレット事業では、人事情報・社員を「見える化」するHR・人事領域のタレントマネジメントシステム「タレントパレット」を提供しています。
主に人事部門において、人材活用により社員パフォーマンスの向上に取り組む人事の企画・戦略において活用されています。
プラスアルファ・コンサルティング(4071)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,940円 |
仮条件 | 2,100円~2,300円 |
公開価格 | 6月21日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約184.2億円です。オーバーアロットメントを含めると約211.8億円になります。
上場規模が大きく不安だと思いましたが外人に大人気のSaaS型収益IPOになります。外人の買いは強烈なので期待したいと思います。
プラスアルファ・コンサルティング(4071)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 50,000株 |
売出株数 | 9,442,500株 |
公開株式数 | 9,492,500株 |
OA売出 | 1,423,800株 |
引受幹事 | 野村證券(主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券 SMBC日興証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 |
委託見込 | DMM.com証券(PR) SBIネオトレード証券 |
このIPOは当選期待ができます。ただ海外配分が行われるため50%くらいは海外に持って行かれるようですね。まだどうなるのかわかりませんが当選の期待が高いと思います。
マネックス証券は47,500株の引受けでした。それに資金不要でIPO抽選に参加できる松井証券も47,500株です。申込忘れをしないようにしたいと思います。
後期型の楽天証券だと94,900株なので結構期待できそうです。三菱UFJモルガン・スタンレーは独立幹事証券になるため引受株数が多いみたいです。
そんなのあるんですね。
プラスアルファ・コンサルティングの会社設立は2006年12月25日、本社住所は東京都港区浜松町一丁目18番16号住友浜松町ビル、社長は三室克哉氏(52歳)です。※2021年6月12日時点
従業員数は186人(臨時雇用者0人)、平均年齢32.0歳、平均勤続年数3.4年、平均年間給与約598万円です。
プラスアルファ・コンサルティング(4071)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
三室 克哉 | 15,724,800株 | 36.51% |
野村キャピタル・パートナーズ第一号投資事業有限責任組合 | 14,720,000株 | 34.18% |
鈴村 賢治 | 9,443,200株 | 21.93% |
辻本 秀幸 | 520,000株 | 1.21% |
竹内 孝 | 496,000株 | 1.15% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である野村キャピタル・パートナーズ第一号投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年9月27日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること及びその売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う売却等を除く。)を行わない旨合意しております。
また、売出人である三室克哉、鈴村賢治、竹内孝及び金子若葉、当社株主である辻本秀幸は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年9月27日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨合意しております。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
野村證券(主幹事) | 7,594,000株 | 80.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 1,423,900株 | 15.00% |
みずほ証券 | 94,900株 | 1.00% |
SMBC日興証券 | 94,900株 | 1.00% |
SBI証券 | 94,900株 | 1.00% |
楽天証券 | 94,900株 | 1.00% |
マネックス証券 | 47,500株 | 0.50% |
松井証券 | 47,500株 | 0.50% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 2,500円~3,500円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 3,000円~3,800円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
プラスアルファ・コンサルティングの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想3,000円~4,000円
修正値3,000円~3,500円
公開株数が多く当選チャンスでしょう!海外配分がどの程度になるのかが注目されます。事業は受注が減っているものの他の分野でカバーできているそうです。IPOでは特に注目されるクラウドサービスになります。
見える化エンジン事業が人気で、SaaS型のサービスを行っているため投資家うけも良さそうです。これまでのIPOは赤字でも買われているため同社の完全黒字スタイルは相当な買い需要が見込めそうです。ただ企業の知名度はそこまで高くないみたいです。
2021年9月期の業績予想は売上60.00億円で経常利益が18.21億円と収益も高めです。前期比較だと売上26.96%増、経常利益26.02%増になります。驚異的な増収増益だと思います!
四半期利益は11.91億円で前期比16.08%増を予想していました。PERは77.26倍、PBRは19.89倍になります。SaaSだから高いPERも許容されるはずです。それと配当が5.94円出るそうです。配当利回りは0.26%です。
とにかくIPOに当選してたいと思います。6月IPOで3銘柄くらいは当選したいです!
プラスアルファ・コンサルティング(4071)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2019年9月30日~2029年9月29日 | 2,151,600株 発行価格356円 |
2021年9月28日~2029年9月27日 | 918,000株 発行価格350円 |
ロックアップは90日間(2021年9月27日)で野村キャピタル・パートナーズは発行価格の1.5倍以上だと売却が可能です。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。2,151,600株が行使期限に入っています。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の40,050,000株から算出すると想定価格ベースで約777.0億円になります。
知名度は劣るものの外人が好む収益形態なので人気になるようです。営業利益も2桁億円のため印象も良いそうです。
海外配分があまりない事を祈りたいIPOですね。
融資型クラウドファンディングのバンカーズでAmazonギフト券が貰えます!詳しい内容は下記記事で説明しています。キャンペーン期間が長かったので延長の期待は低いと思います。
タグ:IPO初値予想