Waqoo(ワクー)上場とIPO初値予想【幹事配分や独自評価あり】
Waqoo(ワクー)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はマザーズで主幹事はSBI証券が引受けます。
上場規模は約11.0億円で公開株数509,500株、オーバーアロットメント76,400株です。想定発行価格は1,880円になっています。
業 種 | 化学 |
上場市場 | マザーズ |
上場日 | 6月29日 |
BB期間 | 6月14日~6月18日 |
企業ホームページ | https://waqoo.jp/ |
事業の内容 | デジタルマーケティングを活用したオリジナルブランド(化粧品等)の企画・開発及び自社のECサイト等を通じた一般消費者への販売 |
【手取金の使途】
差引手取概算額321,045千円及び前記「1新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限132,141千円を合わせた手取概算額合計上限453,186千円については、その全額を新規顧客獲得のための広告宣伝費に充当する予定であります。
当社は、売上と利益を継続的に増加させていくためには新規顧客の獲得が必須であると考えており、新規顧客獲得のための広告宣伝費として453,186千円を充当する予定であります。
※有価証券届出書(EDINET)抜粋
目次まとめ
Waqoo(ワクー)IPOの業績と事業内容
売上は伸びています。しかし利益に安定感がありません。また事業規模が小さいため上場後の値動きに不安があります。
同社は「テクノロジーの力で自国の未来に希望を創る」をミッションに掲げ、その実現に向け、D2C(Direct to Consumer)事業を行なっています。
現在、D2C事業の商材として、以前より知見を蓄積してきた化粧品分野において、デジタルマーケティングを活用したオリジナルブランド(化粧品等)の企画・開発を行い、自社のECサイト等を通じて一般消費者に直接販売しています。
主力ブランドである「HADA NATURE」の販売形態として、定期購入サービスモデルを採用しており、顧客に商品を継続的に購入していただくことで安定的なキャッシュ・フローが期待できる、ストック型のビジネスモデルとなっています。
主力ブランドである「HADA NATURE」は、「全力で人生を歩む、全ての方にエールを」のブランドコンセプトに基づき企画・開発を行っています。
製造工程を除く商品の企画・開発から販売までを自社で行うことにより、顧客の反応や要望をダイレクトに汲み取り、商品の企画・開発に活用できる仕組みを構築しています。
同社は直営店舗を持たずに、自社のECサイト等を通じて「HADA NATURE」の商品を顧客に直接販売しています。
同社は「安心・安全」、「高品質」といった理由から日本製品に対する需要が高い東アジアや東南アジアを中心に海外事業を展開しています。
これまでに台湾、インドネシア等において販売実績があり、とりわけ台湾では、国内事業で培ってきた販売手法が奏功し、海外事業におけるメイン市場となっているそうです。
Waqoo(ワクー)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,880円 |
仮条件 | 1,780円~1,920円 |
公開価格 | 6月21日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約9.6億円です。オーバーアロットメントを含めると約11.0億円になります。
上場規模が小さく化粧品の製造販売を行っている事から買われるでしょう。しかしながら業績水準が低いため上場してしまえば株価が右肩下がりになるかもしれません。
色々と戦略を変えながら事業を行い、目論見にはストック型のビジネスモデルと書かれいます。
Waqoo(ワクー)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 191,400株 |
売出株数 | 318,100株 |
公開株式数 | 509,500株 |
OA売出 | 76,400株 |
引受幹事 | SBI証券(主幹事) 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 みずほ証券 SMBC日興証券 むさし証券 極東証券 岩井コスモ証券 楽天証券 松井証券 マネックス証券 |
委託見込 | DMM.com証券(PR) SBIネオトレード証券 |
SBI証券が主幹事なので積極的に申込みを行います。SBI証券主幹事が多くなりポイントもばらまいているため、早くポイントを使わないとさらにボーダーラインが高まりそうで怖いですね。
昔は150ポイントくらいあれば当選していたのに今では450ポイントくらい必要になりました。でも600ポイントくらい貯めたので何とか50万円近くは利益を得たい気持ちがあります。
初値高騰になるIPOはボーダーラインが高くなるため厳しいですよね。色々失敗しています。
また、SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いが発表されています。前受け金不要で申込めるため忘れないように申し込みを行っておきましょう。
IPOのルールをまとめてみました。
Waqooの会社設立は2005年12月02日、本社住所は東京都世田谷区上馬二丁目14番1号、社長は井上裕基氏(46歳)です。※2021年6月07日時点
従業員数は68人(臨時雇用者0人)、平均年齢33.9歳、平均勤続年数3.5年、平均年間給与約513万円です。
Waqoo(ワクー)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
株式会社M&M | 1,081,300株 | 36.31% |
井上 裕基 | 846,860株 | 28.43% |
ニッセイ・キャピタル9号投資事業有限責任組合 | 360,000株 | 12.09% |
中上 慶一 | 140,000株 | 4.70% |
高橋 俊和 | 140,000株 | 4.70% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である井上裕基並びに当社株主である株式会社M&M、中上慶一、石久保礼仁、林信明及び伊東正明は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年9月26日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等は行わない旨合意しております。
この他、ベンチャーキャピタル等に対して90日間(2021年9月26日)、またロックアップ解除倍率は発行価格の1.5倍となっています。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
SBI証券 | 433,300株 | 85.04% |
大和証券 | 25,500株 | 5.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 12,700株 | 2.49% |
みずほ証券 | 7,600株 | 1.49% |
SMBC日興証券 | 7,600株 | 1.49% |
むさし証券 | 5,100株 | 1.00% |
極東証券 | 5,100株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 5,100株 | 1.00% |
楽天証券 | 2,500株 | 0.49% |
松井証券 | 2,500株 | 0.49% |
マネックス証券 | 2,500株 | 0.49% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 2,500円~3,800円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 3,000円~3,800円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
Waqooの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想2,800円~4,000円
修正値2,700円~3,000円
仮条件範囲が1,780円~1,920円に決定しました。最大で11.2億円なので初値2倍が視野に入ると思います。上場ラッシュで投資家が買い疲れていないことを願いたいと思います。
ただ株価設定が高いとも言われているため初値持越しは難しそうです。IPOチャレンジ当選は200株なのか?と考えていますけど100株もあり得る株数なので今もポイントを使うのか悩んでいます。
2021年9月期の業績予想は売上46.81億円で経常利益1.32億円となかなかショボイ感じです。前期比だと売上3.93%増、経常利益22.22%増になります。
四半期利益は1.45億円なので前期比だと47.96%増になります。どうも売上が鈍化しているあたりが気になります。
初値は高いと思うので攻めてみます!
Waqoo(ワクー)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2017年9月29日~2025年9月28日 | 16,800株 発行価格500円 |
2017年9月29日~2025年9月28日 | 1,600株 発行価格500円 |
2017年9月29日~2025年9月28日 | 4,700株 発行価格500円 |
2018年7月01日~2026年6月30日 | 40,340株 発行価格500円 |
2019年9月29日~2027年9月28日 | 1,200株 発行価格500円 |
2019年9月29日~2027年9月28日 | 1,560株 発行価格500円 |
2021年3月16日~2029年3月15日 | 5,860株 発行価格1,100円 |
2021年9月27日~2029年9月26日 | 17,460株 発行価格1,430円 |
2022年10月15日~2030年10月14日 | 15,360株 発行価格1,850円 |
2022年1月01日~2030年12月27日 | 140,000株 発行価格1,850円 |
ロックアップは90日間(2021年9月26日)でロックアップはVC等に対して1.5倍です。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。72,060株が行使期限に入るようですね。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の2,924,778株から算出すると想定価格ベースで約55.0億円になります。
IPOでは人気業種なので多少内容に問題があっても買われると思います。成長性を考えると微妙かな?と思います。ベクトルが出資しているしオークファンも株主のため上場後の売圧力があります。
その前にベンチャーキャピタルの売り圧力もありますからね。
PayPay証券でIPOの取扱いが始まります!口座開設の準備だけは行っておきましょう。
みずほ証券主幹事の場合にIPO取扱いの可能性があります。日本経済新聞でも過去に取り上げられてました。
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