【評価】Terra Drone(テラドローン)IPOの上場と初値予想
Terra Drone(テラドローン)のIPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事はSMBC日興証券が引受けます。
上場規模は約37.7億円で公開株数1,395,900株、オーバーアロットメント209,300株です。想定発行価格は2,350円になっています。
業 種 | 精密機器 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 11月29日 |
BB期間 | 11月14日~11月20日 |
企業ホームページ | https://terra-drone.net/ |
事業内容 | 測量・点検・農業等におけるドローンを含むハード・ソフトの開発及びサービスの提供、安全かつ効率的なドローンや空飛ぶクルマの運航を管理するためのシステム(UTM)の開発・提供 |
目次まとめ
Terra Drone(テラドローン)IPOの業績と事業内容
Terra Drone(テラドローン)の仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 2,350円 |
仮条件 | 2,250円~2,450円 |
公開価格 | 11月21日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約32.8億円です。オーバーアロットメントを含めると約37.7億円になります。
赤字ドローン企業なでIPOで人気があるのか?と思っています。上場規模も大き目です。
Terra Drone(テラドローン)の幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 1,155,000株 |
売出株数 | 240,900株 |
公開株式数 | 1,395,900株 |
OA売出 | 209,300株 |
引受幹事 | SMBC日興証券(主幹事) SBI証券 野村證券 大和証券 東海東京証券 みずほ証券 楽天証券 松井証券 岡三証券 岩井コスモ証券 水戸証券 マネックス証券 丸三証券 東洋証券 極東証券 香川証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 大和コネクト証券 岡三オンライン DMM.com証券 |
人気があるのか現時点でわからないので予想サイトを見ながらブックビルディングに参加したいと思います。トレーダーズウェブやフィスコのことです。
会社設立は2016年2月09日、本社住所は東京都渋谷区渋谷二丁目12番19号、社長は德重徹氏氏(54歳)です。※2024年10月27日時点
従業員数は110人(臨時雇用者6人)、平均年齢32.6歳、平均勤続年数1.7年、平均年間給与約483万円です。連結は624人で臨時雇用者6人です。
Terra Drone(テラドローン)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
テラ株式会社 | 3,845,200株 | 39.40% |
德重 徹 | 1,866,700株 | 19.13% |
Saudi Aramco Entrepreneurship Ventures Company Limited | 484,000株 | 4.96% |
三井物産株式会社 | 351,400株 | 3.60% |
SBI4&5投資事業有限責任組合 | 224,200株 | 2.30% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは180日間(2025年5月27日)で一部の株主には発行価格1.5倍以上でロックアップが解除されます。
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 1,117,700株 | 80.07% |
SBI証券 | 69,700株 | 4.99% |
野村證券 | 41,800株 | 2.99% |
大和証券 | 27,900株 | 2.00% |
東海東京証券 | 27,900株 | 2.00% |
みずほ証券 | 13,900株 | 1.00% |
楽天証券 | 13,900株 | 1.00% |
松井証券 | 13,900株 | 1.00% |
岡三証券 | 13,900株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 13,900株 | 1.00% |
水戸証券 | 12,500株 | 0.90% |
マネックス証券 | 6,900株 | 0.49% |
丸三証券 | 6,900株 | 0.49% |
東洋証券 | 6,900株 | 0.49% |
極東証券 | 4,100株 | 0.29% |
香川証券 | 4,100株 | 0.29% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 2,350円~2,800円
※ファーストインプレッション
第二段⇒ 2,400円~2,550円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
テラドローンの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想2,200円~3,000円
修正値2,400円~2,500円
ドローンベンチャーとしては株主構成がしっかりし話題性があるそうです。ただ初値高騰はなさそうなのでブックビルディングには消極的に参加します。
4社目のドローン企業のため新味はない。しかも前期比較で赤字額が増える予想が出ているため買いにくいでしょう。しばらく黒字化することが厳しそうなので初動は鈍そう。
競合株も下げ基調なので初値で資金が集まるのか不安なIPOです。吸収額が最大39.3億円ですからね。
ドローン関係はまだ話題になりやすいと大手情報に出ています。本当なんですか?とやや疑います。もう旬は過ぎているような気がします。
サウジアラムコ系VC出資があるため石油関連の点検期待もあるようです。これが本当なら面白いですけどね。
Terra Drone(テラドローン)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2020年10月01日~2030年9月30日 | 350,000株 発行価格101.52円 |
2021年10月01日~2031年9月30日 | 188,700株 発行価格2,320.78円 |
2023年8月29日~2031年8月28日 | 13,700株 発行価格2,290円 |
※発行回数が多いため省略しています
ロックアップは180日間で解除倍率は1.5倍です。ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。新株予約権の割合は16.34%でした。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の9,319,700から算出すると想定価格ベースで約219.0億円になります。
時価総額は大きめですけどオファリングレシオは17.2%くらいなので控えめです。どうなるんでしょうね。
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