【評価】トリドリIPOの上場と初値予想!赤字拡大はやばい?
トリドリ(9337)IPOが新規上場承認されました。詳しく情報を調べたので参考になればと思います。上場市場はグロース市場で主幹事は大和証券が引受けます。
上場規模は約7.3億円で公開株数432,000株、オーバーアロットメント64,800株です。想定発行価格は1,470円になっています。
業 種 | サービス業 |
上場市場 | グロース市場 |
上場日 | 12月19日 |
BB期間 | 12月02日~12月08日 |
企業ホームページ | https://toridori.co.jp/ |
事業の内容 | インフルエンサーと企業をマッチングするマーケティングプラットフォームサービス「toridori base」をはじめとしたインフルエンサーマーケティングサービスの開発・提供 |
目次まとめ
トリドリ(9337)IPOの業績と事業内容
同社グループは、『「個の時代」の、担い手に。』というミッションをかかげており、多様なインフルエンサーを支援している企業です。
インフルエンス・プラットフォームとしてインフルエンサーの価値を最大化し、企業・消費者・インフルエンサー、誰もが手軽にSNSの力を享受できる世界を実現したいと考えています。
事業は顧客企業がインフルエンサーに直接PR投稿を依頼できるマーケティングプラットフォームを運営しています。
h3>トリドリ(9337)IPO仮条件と公開価格の日程
想定価格 | 1,470円 |
仮条件 | 1,450円~1,500円 |
公開価格 | 12月09日 |
想定発行価格から試算される市場からの吸収金額は約6.4億円です。オーバーアロットメントを含めると約7.3億円になります。
利益が見込めそうな気がしましたけど赤字が先行して酷いIPOですね。今期EPSは-209.37になっています。
トリドリ(9337)IPOの幹事団詳細と会社データ
公募株数 | 283,000株株 |
売出株数 | 149,000株 |
公開株式数 | 432,000株 |
OA売出 | 64,800株 |
引受幹事 | 大和証券(主幹事) SBI証券 みずほ証券 SMBC日興証券 楽天証券 松井証券 マネックス証券 あかつき証券 |
委託見込 | DMM.com証券(PR) |
大手予想を見ないといけませんがIPOの魅力はあまりないと思います。何しろ今期赤字額が増加します。
2022年12月期の純損失は-5.81億円になる予想がでています。上場規模が7.3億円なので厳し過ぎでしょう。
トリドリの会社設立は2016年6月01日、本社住所は東京都渋谷区円山町28番1号、社長は中山貴之氏(32歳)です。※2022年11月20日時点
従業員数は101人(臨時雇用者43人)、平均年齢27.4歳、平均勤続年数1.6年、平均年間給与約411万円です。
トリドリ(9337)IPOの初値予想とロックアップ
氏名又は名称 | 所有株式数 | 割合 |
中山 貴之 | 1,134,880株 | 36.41% |
コタエル信託株式会社 | 303,220株 | 9.73% |
Global Catalyst Partners Japan2号投資事業有限責任組合 | 180,000株 | 5.78% |
国本 貴志 | 174,600株 | 5.60% |
樹神 秀和 | 172,800株 | 5.54% |
※上位株主の状況
【ロックアップ情報】
ロックアップは90日間(2023年3月18日)までと180日間(2023年6月16日)までになり、90日間分は発行価格2倍以上でロックアップ解除となっています。あり得ないと思いますが2倍解除でした!
幹事引受け株数と割合を調べた結果
幹事団 | 引受け株数 | 割合 |
大和証券(主幹事) | 400,000株 | 92.59% |
SBI証券 | 19,400株 | 4.49% |
みずほ証券 | 4,300株 | 1.00% |
SMBC日興証券 | 4,300株 | 1.00% |
楽天証券 | 1,200株 | 0.28% |
松井証券 | 1,200株 | 0.28% |
マネックス証券 | 1,200株 | 0.28% |
あかつき証券 | 400株 | 0.09% |
※目論見の訂正事項発表後に引受け株数を記載、委託幹事は記載なし
上場承認後の直感的初値予想と仮条件後の予想!
第一弾⇒ 1,400円~1,700円
※ファーストインプレッション
第二弾⇒ 1,550円~1,750円
※仮条件発表後
初値予想と市場コンセサンス
トリドリの初値予想をリサーチして記載します。
初値予想1,500円~1,900円
修正値1,650円~1,800円
ダウンラウンドで赤字拡大中のIPOなので気持ちが悪いです。事業するだけで毎年赤字が拡大していることに疑問ですね。
広告費がかなり出ているためだとされているため広告を止めれば一気に業績が改善するようです。ホントでしょうか?
上場による費用も広告に使われるようです。大丈夫な企業なのか不安です。しかし初値だけなら利益が見込めると大手が書いているようなので投資してみようかな?のスタンスです。
黒字化目前とかなら相当人気化する事業なんですけどね。インフルエンサー系の事業はお金になるはずなんですが費用先行の企業でした。
トリドリ(9337)IPOの評価と申し込みスタンス
ストックオプション期間 | 株数残 |
2019年12月24日~2029年12月23日 | 303,220株 発行価格430円 |
ロックアップは90日間と180日間になり、90日分のVC保有分は発行価格2倍解除となっています。
ストックオプションの株数残や発行価格は上記のようになります。303,220株が行使期限に入ります。
時価総額は東証データの上場時発行済み株式数の3,096,400株から算出すると想定価格ベースで約45.5億円になります。
このIPOはスルーする予定です。何か新味となる材料があれば参加します。
事業はIPO向きなんですけど赤字が上場時に増えるのは駄目ですね。SaaS型収益でもありませんしね~
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